洗顔のあと、肌がつっぱる感じ、ありませんか。
「洗い上がりがスッキリするから好き」と思っていたその洗顔、実は肌にとってはかなりの負担になっているかもしれません。エステティシャンとして20年以上、お客様の肌と向き合ってきた私が、今日は洗顔について正直にお話しします。
「洗顔後のつっぱり」は、肌のSOSサイン
洗顔後に肌がつっぱる感覚、「しっかり洗えた証拠」だと思っていませんか?
実はこれ、肌本来のうるおいまで洗い流してしまっているサインです。肌表面には、皮脂・天然保湿因子・角質細胞間脂質などが合わさった「皮脂膜」があり、これが肌を守るバリアの役割を果たしています。洗いすぎると、このバリアが破壊されてしまうのです。
つっぱりを感じるということは、バリア機能が乱れているということ。放置すると、乾燥・毛穴の目立ち・くすみ・ニキビなど、さまざまな肌トラブルにつながります。
「洗いすぎ」に気づいていない人がとても多い
エステのカウンセリングで「洗顔はどうされていますか?」と聞くと、ほとんどの方が「ちゃんとやってます」とおっしゃいます。でも詳しく聞いてみると……
「朝晩2回、しっかり泡立てて洗っています」
「メイクをしっかり落としたいので、時間をかけてこすって洗います」
「毛穴が気になるので、鼻はとくに念入りに洗います」
これ、全部「洗いすぎ」のサインかもしれません。
もちろん、清潔にしたいという気持ちはとても大切。でも、力を入れすぎたり、摩擦を与えすぎたりすることで、守るべきものまで洗い流してしまっているんです。
「もったいない」心理が、こっそり肌を傷めていることも
もうひとつ、よく聞くお悩みがあります。
「高い洗顔料を買ったけど、もったいなくてたっぷり使えない」
「少ししか泡立てないから、摩擦が増えてしまっているかも…」
洗顔料は、泡の量が少ないと逆に摩擦が増えます。少ない泡でこすって洗うほうが、肌へのダメージが大きくなることも。ここはぜひ覚えておいてほしいポイントです。
「たっぷり使えてこそ、正しいスキンケア」なので、気持ちよく使い続けられる価格・量のものを選ぶことも、実は大切なことなんです。
正しい洗顔、実はシンプルです
エステで教える正しい洗顔のポイントは、たった3つです。
① しっかり泡立てる 泡は「クッション」です。肌と手の間に泡があれば、摩擦を大幅に減らせます。逆さにしても落ちないくらいの弾力泡が理想です。
② こすらず、転がすように 泡を肌の上でふわっと転がすだけで十分です。指で圧をかけてこすると、それだけで肌ダメージになります。
③ ぬるめのお湯でしっかりすすぐ 熱いお湯は皮脂を必要以上に落とします。また、すすぎ残しも毛穴詰まりの原因に。ぬるめのお湯で、時間をかけてすすいでください。
洗顔を変えるだけで、スキンケア全体が変わる
「化粧水や美容液を変えても、なかなか肌が変わらない」という方に一番最初にお伝えするのが、「まず洗顔を見直してください」ということです。
どんなに良い化粧水を使っても、洗顔でバリアを壊していたら効果が半減します。逆に、洗顔が正しくできていれば、その後のケアがぐんと活きてきます。
肌の調子が安定しない、スキンケアを変えてもなかなか変化を感じられない……そういった方は、ぜひ洗顔から見直してみてください。
まとめ|「つっぱり」を感じたら、まず洗顔を疑って
洗顔後のつっぱりは「清潔になった証拠」ではなく、「洗いすぎのサイン」かもしれません。正しい洗顔は、力もお金もかかりません。しっかり泡立てて、優しく転がして、しっかりすすぐだけ。
それだけで、スキンケア全体の効果がまったく変わってきます。ぜひ今日から、洗顔を見直してみてください。
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